歯科Q&A その他
歯ぎしりをしていると言われるのだけど・・・
俗にいう歯ぎしりとは歯と歯がすり合わさってギリギリ音がなることを指します。しかし、音がしない歯ぎしりもあります。この音のない歯のすり合わせはほとんど全ての人がしているとのデータがあります。これらが、歯が削れたり、かけたり、さらにエスカレートすると口の開け閉めがしづらくなってきます。お口の開け閉めでひっかかる、痛みがある、音がなったりする事などの症状がございましたら、専門医にご相談下さい。
ナイトガードをつけると歯ぎしりが防げるの?
残念ながら、ナイトガードは、根本的な治療法にはなりません。歯ぎしりをした時すり減ってしまう歯を守る役割があります。
大人の歯科定期検診はやっている?
もちろん行っております。検診によって虫歯や歯周病の疑いがあれば同時にその検査を行い、問題があれば治療にすすむ場合もあります。症状のない普通の方でも、年2回くらいの検診は必要かと思われます。
キシリトールガムは虫歯にならないの?
キシリトールは天然素材の甘味料であり、虫歯の原因となる酸を作りません。また、だ液の分泌をうながし、虫歯予防に効果的です。
歯みがきはどれくらいしたらいい?
食後に1日3回、時間的には10~15分くらいかけるのが望ましいでしょう。力はあまり入れないよう、ブラッシングしてください。でも、時間がとるのがむずかしいようでしたら一日に最低一回はゆっくり磨くようにしてください。
歯ブラシはどんなものを使えばいい?
歯ブラシの頭がなるべく小さめで、毛先は山切りカットなど長さがバラバラなものよりフラットのブラシの方が歯にしっかりあたるのでしっかり磨けます。また、毛の硬さは歯肉が腫れている場合は、軟らかめの方がよいでしょう。健康な歯ぐきであれば普通のかたさで大丈夫です。
普通の歯ブラシと電動歯ブラシはどちらがいいの? またその違いは?
電動歯ブラシだからといって必ずしもきれいに磨けるとは限りません。普通の歯ブラシでも磨き方によっては大変きれいに磨けます。しかし、最近では電動歯ブラシでも超音波の振動で歯についた歯垢を除去できるすぐれた商品が開発されています。これらをうまく使うことは歯周病予防の上で大変有効であるといえます。
歯みがき剤は必要?
歯みがき剤の中には研磨剤や、薬効成分が含まれているため、歯周病の予防効果を高めることができます。上手に使えば、何もつけないよりも効果的です。しかし、「爽快感がかなり得られるために、みがけている」と錯覚したり、「口の中が泡立ってしまい長くみがけない」などの問題があります。歯みがきの効果が最大限に得られるように、つけすぎに注意しましょう。
フッ素って、何?
自然の中に広く分布している元素の1つです。 私たちの食べたり飲んだりするものの中に、微量ながらも含まれている重要な栄養素で、 フッ素塗布という治療法もあります。 虫歯予防をしたい人はフッ素入りの歯磨き粉を使用するといいでしょう。
マウスウォッシュは使った方がいい?
できるだけ、利用したほうがいいでしょう。しかし、マウスウオッシュのみでは効果がないので、歯磨きと併用するのがよい方法です。
舌は磨いたほうがいい?
1日1回、表面を軽く磨いてください。あまり強く磨きすぎると、舌を傷つけ、味覚障害などになる場合もあります。専用のブラシも販売されていますので、歯科医院での指導を受けるのがお勧めです。
知覚過敏症とは?
歯磨きのときに、強く磨きすぎたりした場合、歯の一番外側にある「エナメル質」がすり減ったりし、エナメル質の内側にある「象牙質(ぞうげしつ)」が露出します。その露出した部分から、冷たいものや熱いもの、甘いものの刺激が歯の神経に伝わり、しみるような痛みがおこります。そのことをいいます。
知覚過敏の治療法は?
セメント質の部分を薬でコーティングしたり、歯根の露出している面をコーティングして保護する。セメント質の部分に、歯の質を強化するため、特殊なレーザー・電流を当てるなどの治療があります。
今妊娠中ですが歯の治療はした方がいい?
一番良いのは妊娠を考えているときに、歯の治療も完了しておくといいのですが、妊娠後に虫歯や歯周病になった場合は仕方ありませんから、悪くならないうちに、早めに一度診てもらうといいでしょう。虫歯などの状態や、治療の内容によっては、「出産後に改めて」という方法もあると思います。この辺は、歯医者さんとよく相談してみてください。
歯は、何歳ぐらいまで使えるの?
歯は本来、からだの中でも丈夫な器官。毎日のお手入れ次第で、一生使えるものです。しかし実際には、むし歯や歯周病などによって次第に失われ、80歳以上では、残念ながら自分の歯は平均6本程度しか残っていないという状況です。