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10/10　★メールマガジン第290号★

●噛む力●

11月8日がいい歯の日であることは
有名な話ですが、実は10月8日も
「奥歯の日」と「入れ歯感謝デー」の
２つの記念日が重なっています。

今回は奥歯...特に【噛む力】
についてのお話をさせていただきます。

歯は生体の中でも非常に硬い組織で、
歯の表面のエナメル質は
モース硬度7と鉄よりもはるかに硬い
組織となっています。

なぜそのように強靭な造りなのかというと、
単純に噛む力に対して
耐えうるように作られているからです。

しかし歯には私達が思っているよりも
大変強い力が様々な方向から
かかっています。

歯にかかる力は主に
3種類に分かれています。

まずは純粋に上下の歯が
垂直に接触して発生する
①咬合力　です。
奥歯にはおよそ
約50～100kgの力がかかると
言われており、同じ重さのバーベルを
歯で支えているイメージです。

そして歯並びや噛み合わせの
乱れがあると
②側方力
といって横方向の力が発生します。

最後に異常な力として
③歯ぎしり・食いしばり
があります。
その力は200kgを超えることもあり、
これは自動車のタイヤ1本分の重量が
歯に乗っているイメージです。

これらの力の作用により、たとえ
人体の中で固い組織を持つ歯といえど、
磨耗や破折、歯を支えてくれる骨など
歯周組織への負担、そして
顎関節症等のさまざまな弊害が起こります。

自身の歯や顎など
以前と比較して時に、あれ？
前よりもすり減ってきているな、
前よりも顎が開けづらい、
開けると違和感があるな、
といった症状はないでしょうか？

そういった際に福岡歯科では
皆様の歯や歯周組織の検査に加え、
噛む動作に関連する筋や
筋膜の状態を確認することのできる
シカキンセラピストもおりますので、
どうぞお気軽にお声がけくださいね。


医療法人社団明徳会
新川院・祐天寺院所属
歯科医師　吉峯 綾加


【毎月10日、25日配信】
★医療法人社団明徳会福岡歯科★