■住所
〒105-0012
東京都港区芝大門1-4-9
大門ビル2F
■TEL
03-3431-8666
■MAP
虫歯は、細菌が糖質から作った「酸」によって歯が溶かされる病気で、「細菌の塊=プラーク(歯垢)」が原因で起こります。
歯と歯の間、奥歯の噛み合わせ、歯と歯茎の境目の溝など歯ブラシが届きにくく、磨き残しの多いところが虫歯になりやすいのですが、しっかりと予防を行えば、確実に防ぐことができる病気でもあります。
【虫歯の進行】
C0・・・歯のエナメル質(表面)が白く濁って、透明感がない状態。ほおっておくと虫歯に
進行してしまいます。
C1・・・表面のエナメル質が溶け始めた状態。歯の表面が白く濁ったり、黒く見えている
状態で、
痛みなどの症状はありません。
C2・・・虫歯が進行して象牙質まで達した状態。歯の表面が黒く見え、この段階から痛み
を感じ出します。
C3・・・さらに虫歯が歯髄(神経)まで進行した状態。激しい痛みを感じることもあります。
C4・・・歯冠部(歯の頭の部分)がほとんど残っていない状態。歯髄が死んでいれば激し
い痛みは
ほとんどありません。
【虫歯の種類】
■歯冠部う蝕
歯のエナメル質から起こる虫歯です。奥歯のかみ合わせの溝や、歯と歯の間などの磨き残しの多いことから発生します。
■二次う蝕(治療済みの歯に起こる虫歯)
一度詰めたりかぶせたりして治療した歯から起こる虫歯です。詰め物と歯との隙間にはプラークが溜まりやすく、そこから細菌が侵入し、虫歯が発生します。
■根面う蝕(歯の根っこの虫歯)
歯の根の部分(歯根部)から起こる虫歯です。歯周病とも関連が深く、歯周病の進行や治療によって歯ぐきが下がり、歯の根の部分が露出することにより起こる虫歯です。歯根は比較的軟らかいセメント質で覆われているため、虫歯になりやすいので注意が必要です。
*虫歯の大きさによっては、治療方法が異なりますが、虫歯が小さいほど治療は早く終わりますので、
早めの受診をお勧めします。
【歯周病】
歯周病(歯槽膿漏)とは、歯と歯ぐきの間から入ったバイ菌により歯肉が炎症を起こし、歯肉の中にある歯槽骨(アゴの骨)を溶かしてしまう病気です。歯周病菌という細菌が、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケットといいます)に感染し炎症をおこす歯ぐきの病気です。
歯垢や歯石がたまると、歯と歯肉の境や歯と歯の間、歯のくぼみなどに細菌が繁殖し、歯周病を引き起こします。
【主な原因】
・食べカス
・歯石、歯垢
・細菌
・かみ合せ
・被せ物(クラウンや金冠など)
・全身性疾患(高血圧、糖尿病など)
【歯周病Q&A】
Q1. 歯周病が進むとどうなるんですか?
A1.歯ぐきの炎症が進むと、やがてあごの骨も溶かしてしまいます。初期の段階では自覚症状はほとんどなく、気がついたときには歯がぐらぐらし、抜歯せざるをえない状況になっていることも少なくありません。
Q2.若くても歯周病になりますか?
A2.10代から潜在的に病気があり、気がつかないうちに重度の歯周炎に至る方が、しばしばみうけられます。
口臭の臭いの原因は、口内で繁殖または増殖する細菌が、口内に残る食べ物の残りやタンパク質成分などと結びついたためにおこります。歯周病にかかっている方はプラーク内に細菌がいるため口臭が発生しています。
Q3.歯磨きしても口臭が気になるのですが・・・
A3.口臭の臭いの原因は、口内で繁殖または増殖する細菌が、口内に残る食べ物の残りやタンパク質成分などと結びついたためにおこります。歯周病にかかっている方はプラーク内に細菌がいるため口臭が発生しています。
Q4.歯石はどのくらいのペースで取ればいいんですか?
A4.歯石は取り残した歯垢(しこう=プラーク)が長期間に渡って硬くなったものです。ですから一度歯石をとって、きちんと歯磨きができていれば、なかなか歯石はできてくるものではありません。しかし、完全に歯磨きをすることが非常に困難なため、わずかに取り残した歯垢が徐々に歯石になっています。できれば少なくとも半年〜1年に1回は定期検診をして歯垢の取り残しがないか、また歯石が再びできていないかチェックしてもらうことをお奨めします。
Q5.歯周病の治療法は?
A5.歯周病の進行がそれ程でない場合は、歯周ポケット内の清掃、抗生物質などの薬物治療、レーザー治療、ブラッシング指導などで進行を食い止めます。 進行が進んでしまった場合は外科手術が必要となります。