虫歯治療
虫歯
どのような症状ですか?
・歯が痛む
・冷たいものや熱いもので歯がしみる
・詰め物やかぶせ物がとれた
・歯が欠けた
・歯ぐきが腫れている
・歯ぐきがやせてきた
・過去に治療した部分の具合が悪い
大切な歯を失くさないためにも・・・・
上記のような症状(痛い、腫れた、しみる、取れた、など)には必ず原因があります。
その原因をしっかりつきとめないまま、歯を削ったりの治療を繰り返したり、とりあえず・・
のような応急処置を続けていくと症状が重くなり、いずれは大切な歯を失うリスクが高まることにもなります。
なぜ歯が痛むのか?またかぶせ物やブリッジが外れたなら、なぜ外れてしまったのか?
もしかしたら虫歯以外の原因かもしれません。歯肉や歯根が原因の場合もあります。
そうしたことをふまえて何が原因であるのかを正しく診断した上で、治療方法をどうするかご提案させていただき、患者さまとご一緒に考えた上で治療にあたってまいります。
正しく問題点を抽出し、その原因を見つけ出し、そこにアプローチしながら解決していくことこそ、快適で健康な状態への近道です。
歯がしみる・・歯が痛む・・虫歯かな? などお口の異常を感じたら・・・
大切な歯をなくさないためにも、早めのご来院をおすすめします。
虫歯の進行と治療方法
CO(シーオー:エナメル質が溶け始める)の状態と治療法
歯の表面のエナメル質が溶け始めた状態ですが、まだ歯の穴が空いたりしていないので、
歯を削らずにフッ素の塗布などで再石灰化可能です。
こうした初期の段階では自覚症状がないことから、発見しにくいですが定期健診などで
早期発見することが、大切な歯を守ることにつながります。
C1(エナメル質溶解)の状態と治療法
歯の表面にあるエナメル質が溶けて、歯に小さな穴が出来た状態です。
穴の虫歯部分を削って取り除いた後に、詰め物(レジン)を詰めます。
まだ初期の段階ですので、虫歯治療だけに関しては一回の治療で済む場合が多いです。
C2(象牙質に達した状態)の状態と治療法
虫歯がエナメル質の内側にある象牙質まで達した状態です。
この段階になると進行が早くなり、冷たい物が沁みたり、痛みが生じるようになります。穴が小さく痛みが無い場合は、虫歯を削って詰め物で
終了しますが、穴が大きかったり痛みがある場合には、局所麻酔により痛みを抑えながら虫歯を削り、詰め物あるいはインレーを装着します。
C3(神経に到達)の状態と治療法
虫歯がさらに深くまで進行していくと、神経まで達します。
神経まで達しますと、激しい痛みを伴い、神経が壊死したり細菌が歯髄に
達し炎症を起こしますので、その部位を取り除く為に根管治療が必要となります。
ただし、局所的な麻酔の場合は下記のような3MixやMTMセメント治療を行い、根管治療後に土台の上にクラウン(歯冠)を作って被せます。
C4(歯の崩壊)の状態と治療法
末期の虫歯で、歯そのものが無くなり、歯根だけが残っている状態です。
神経は壊死したままの状態を放置していると、歯根に膿が溜まり痛みも激しくなります。
治療可能な歯質が残っていれば、C3同様の治療も可能ですが、抜歯しなければならない場合が多くなります。
抜歯後にはブリッジ、入れ歯、インプラントなどの選択肢があります。
う蝕(虫歯)治療の方法について
3DS砂糖の摂取により、虫歯になるわけではありません。 虫歯の発生は個人個人の虫歯菌の生息数に大きく関わっています。 虫歯菌の量には個人差があり、幼児期に母親や近親者から感染するといわれています。その時に感染した多種の細菌の構成比率は一生変わりません。 当医院では3DSという新しい治療法によって虫歯菌のいない口腔環境に変わっていきます。
3Mix
う蝕患部には多数の偏性嫌気性菌が存在し、これらが歯を酸蝕させながら深く入り込みやがて歯髄を感染してしまいます。
3Mixはこの嫌気性菌に効力のある3種の抗生物質で構成されており、この薬剤を応用することで、かなりの症例で歯の神経を残すことができるようになりました。
当医院はこの治療法を効果的に採用しております。
C3の治療でう蝕が歯髄まで達してしまっている場合、すぐに歯髄を除去 (抜髄処置) することはしません。
神経まで達したところ (露髄面) を洗浄消毒した後、MTAセメントを塗布して歯髄を保存する治療を行います。
この治療法によって、MTAセメントの強アルカリ性による殺菌作用と軟組織形成により、歯髄を保存できる可能性が大きくなります。
当医院では、歯髄炎に至っていなければ歯髄を極力保存する治療を行っています。
また、このMTAセメントは歯の根管に穴が空いている場合の治療にもそれを塞ぐ (リペア)ことのできるセメントです。
なお、この場合は保健適用外となり、1歯につき¥25,000 (税別) となります。
詰め物や被せた歯が、適度な噛み合わせの力や歯ぎしり等により破折することがあります。
このような場合、従来は抜歯に至りましたが、破折の状態により生体親和性の高いスーパーボンドレジンにより修復が可能となります。
当医院では歯を保存することを第一として治療にあたっています。