歯のお話
ハーブと歯
春。野草摘みができるほど恵まれた自然は、もう少なくなってしまいました。でも、コンクリートブロックの間から芽吹く雑草でも、春を感じるには充分な自然の恵み。雑草だってがんぱっています。実は今流行のハーブも、もともと雑草だったんですよ。
ハーブってなに?
ハーブは、ヨーロッパで古くから使われてきた香りの高い草。日本でいえば青じそや木の芽など、香りを味わう植物の総称です。バスタに良く合うバジルを始め、イタリア料理の人気とともに、日本でも広く料埋に使われるようになりました。鉢植えでも比較的簡単に育つものが多いので、ベランダからちょっとつまんで気軽に使ってみてはいかがでしようか。
ハープの使い道はお料理だけではありません。お風呂に入れたり、押入れやバッグの消臭にも使えます。掃除のとき気になる掃除機の排気の臭いも、使い残しのハーブを使って簡単に臭い消しができますよ。掃除機の袋を取り替えたら、最初にハーブを少し吸い込みます。掃除機の排気のほこり臭さが消えてお掃除も快適です。ハーブを使いこなすには、ひとつひとつのハープの香りを知ること。そして、好きな香りを見つけることです。
お口がすっきりする理由
アロマテラピー(香りの治療)が流行ですが、歯科用品でも、ハーブの香りは古くから利用されていますね。一般的なのは、歯みがきペーストの香り。歯みがきペーストやデンタルリンスには、スペアミントやペパーミントの香りが多く使われています。柔らかい感じのスペアミントにきりっとしたペバーミント。ミン卜の香りはさわやかです。ただし、すっきりした「感じ」だけを味わって、汚れが落ちていないのでは、本末転倒。本当にお口をすっきりさせるため、汚れを確実に落とすことを忘れないでくださいね。
歯みがきペーストの香りも多様化のきざし。ミントだけでなく、カモミールや、クロープを使ったものもあるようです。小さなマーガットのような花、カモミールは、リラックスするハープティーとして人気の高いハーブ。治療のあとにほっと一息、そんな時間もいいですね。