大人の矯正
矯正治療とは?
力を加えられると
歯には、力を加えられるとその方向に移動する性質があります。
その性質を利用して歯に矯正装置を装着し、歯に一定の力を持続的にかけて少しずつ動かし、
悪い歯並びや噛み合わせ、いわゆる不正咬合を治すのが歯列矯正です。
不正咬合の種類
不正咬合
不正咬合には上顎前突、下顎前突、開咬、叢生、上下顎前突、過蓋咬合、交差咬合、正中離開、切端咬合などがあります。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
「出っ歯」といわれるもので「下顎遠心咬合(かがくえんしんこうごう)」とも呼ばれています。
上顎の過成長、あるいは下顎が上顎より奥に引っ込んでいる状態のことです。
学校保健法の判断基準では、上の前歯が下の前歯より8o以上出ているものとされています。
下顎前突(かがくぜんとつ)
「受け口」といわれるもので、骨格的に下顎が大きい状態のことです。
学校保健法の判断基準は、3本以上の歯が上下反対の咬合になっているものとされています。
上下の前歯が、前後逆に噛んでいる「反対咬合」になる場合もあります。
開咬(かいこう)
奥歯をしっかり噛んでも前歯が咬み合わず、上下の歯にすき間ができてしまう咬み合わせのことです。
※逆に前歯を咬み合わせても奥歯がかみ合わない場合もあります。
学校保健法の判断基準は、奥歯を咬んだ時に上下の前歯が6o以上すき間が出来るものとされています。
叢生(そうせい)
歯が生える場所が足りなかったりして、歯がでこぼこに生えている状態のことです。
「八重歯(やえば)」といわれたりもします。
また、「捻転(歯が正面を向かずにねじれて生えている)」というものもあります。
学校保健法での判断基準は、歯がたがいに4分の1以上重なり合うものとされています。
上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)
上顎・下顎ともに前に突き出ている歯並びのことで、外見上も口元が出ているように見えます。
過蓋咬合(かがいこうごう)
上の前歯が下の前歯に対するかみ合わせが深く、下の歯列が上の歯列に覆われて見えなくなっている状態をいいます。
交差咬合(こうさこうごう)
左右いずれかの奥歯または前歯が横にずれているかみ合わせのことです。
正中離開(せいちゅうりかい)
「空隙歯列(くうげきしれつ)」(通称:すきっ歯)と呼ばれ、歯と歯の間にスペースが
出来てしまっている歯並びのことです。
学校保健法の判断基準は、上の左右中切歯の間に6o以上の空隙があるものとされています。
切端咬合(せっぱこうごう)
上下の前歯の先端どうしが真っ直ぐにぶつかっている状態のことを指します。
不正咬合になってしまう要因は様々ですが、主に遺伝、虫歯や歯周病、病気等、生活習慣などが挙げられます。
「自分はどうかな?」と思ったときは、大田区 西馬込の当院へお気軽にご相談ください。